#uec_review 1年4クラ

フル単が確定したので残しておきます。一年がんばた。
こんな成績でreviewなんて思い上がりもいいところだとは思うのですが、来年授業を受ける方の参考に少しでもなればとおもい、一年の振り返りも兼ねて公開します。

単位取得状況

検索よけのため記事中では先生方の名前は書いていないので画像を参照してください。

入学時のスペック

入試方式:総合型
センター:7割弱
資格など:AP

高校の頃の模試ではほぼE判定だったので、電通大の中では最底辺の学力レベルだと思います。集中力がない体質なので、高校は辛かったけど大学は楽しかった。

Academic Written English I&II

可/良
記述英語。受験英語ができるひとなら苦労しないはず。
課題の指示が微妙にわかりにくいので、先生の指示をしっかり理解することが大切だと思う。
指示を雑に理解した結果、微妙な評価となった。
英文多読の課題がある。Xreading Newsで文字数を稼ぐのがおすすめ。
不正には厳しい(らしい)ので、不正はしないほうがいいと思う。Firefoxの翻訳拡張機能では翻訳できる(らしい)。自分は普通に正攻法で読んだ。
学期末に全員分の成績が学籍番号付きでオープンになる特徴がある。

Academic Spoken English I&II

優/良
会話英語。リスニング・スピーキングが苦手すぎるのでとても苦労した。
ディスカッションをしたり、スライド発表をしたりする。
とても丁寧に採点してくださる先生で、フィードバックも的確なので助かる。
Microsoft Flipでスピーキング動画を毎週投稿する必要があり、面倒くさい。
基本授業に出れば単位は確実なので、精神的に楽な教科。

独語第一・二

可/可
第2外国語。先生はガイダンスのときに雑に割り振られる。
1年勉強したが、結局ichしかわからなかった。もうやりたくない。
ドイツ語のみ発展科目(?)を受けるのに選択ドイツ語の履修が必要になるらしいがよくわかっていない。
もう単位をもらったのでどうでもいいけど、教科書はとてもわかりにくい。哲学書など歴史的名著から例文を引っ張ってくるせいで、何を言っているのかさっぱりわからない。例文でイキらないでほしい。
先生が皮肉っぽいけど、それも仕方ないと思う。成績が悪すぎる。本当にごめんなさい。とても優しい先生です。
どうしてもドイツ語に熱中できずに、授業中も寝てしまっていた。あろうことか後期のテストははなから諦めてふて寝していた。なぜ単位が来たのか。
4月に戻るなら電子辞書の追加コンテンツの購入をするべきだった。ハードルは下げるとよい。
テストでの辞書の持ち込みは先生の気分で決まるらしい。今年は前後期とも電子・紙に関わらずどちらも持ち込み可だった。
小テストと期末x2で成績が決まる。

どうでもいいけど、BlutengelのReich mir die handは名曲なのでメタル好きには聴いてほしい。

www.youtube.com

健康・体力つくり実習(ゴルフ)


癒やし。自転車に乗るので体力はあるが、技術はないよくいる運動オンチなので妥当な成績。
多摩川グラウンドまでは自転車で往復した。基本ダメらしいが知らない。
レジャーシートでも持っていって多摩川で昼寝するのもたのしい。

健康論


授業を聞いてレポートを出すだけ。自動車学校のために初回のガイダンスを欠席してレポートも出さなかったため、多分低い評価になった。
授業自体は普通に楽しいので、息抜きに良いと思う。
テスト等はなし。

宇宙・地球科学


講義を聴く授業(オンライン可)。選択。
講義自体とても楽しいのでおすすめ。 調布からすぐ近くに国立天文台があるので、そこの見学も合わせてどうぞ。
成績は抜き打ちの小テスト(Google Form)で決まり、各回の平均60が合格ライン。

自分の場合、一度授業中寝てしまい小テストが0点になってしまったため、期末レポートによる救済措置を受けた。救済措置を受けても可以上の成績になる余地はあるらしい。
1限だったこともあり、対面での出席はほとんどできなかった。ごめんなさい。

学域特別講義B(日本音楽出版社協会日本レコード協会合同寄附講座)


聴講授業。各回ごとの小レポートと期末レポートによって評価。
著作権に関する様々な講義を聞ける。クソ質問はしないようにしよう。言葉使いだけいちょまえのカス質問は一番聞いててつらい。
日本音楽出版社協会日本レコード協会合同寄附講座ということからもわかる通り、著作隣接権で収入を得ている業者の方による講演なので、著作権に対する立場も多少偏っていることには注意が必要。特に30条の4に関しては自分自身で正しい情報にあたってほしい。
最後の文化庁の方の講演は特に面白かった。法学部の友達を連れて受けるととてもたのしい。

コンピュータリテラシー


かんたんな情報に関する教養講座。たまにあるグループ課題だけ面倒くさい。
テストでは教科書のPDFを閲覧できるので、暗記の必要はなし。

授業ごとの課題はすべて3点だったが、テストだけで秀が降ってきたので別に難しくはないはず。

基礎科学実験A1/A2

良/優
物理学実験。人呼んで謁見。
毎年再履修者が大量発生する大人気科目。実際はそんなに辛くなく、楽しい。
最近改善があり、実験が2週間毎になったため難易度が低下しているらしい。
実験は予習して、時間がオーバーすることを気にせず丁寧に行い、時間中にある程度結果を整理しておくことがコツ。lmsの操作や提出時間を間違えやすいので、友人同士で確認し合うと良いと思う。
ほとんどのレポートを当日になってから書いたが、一度だけ余裕を持って書いた経験がある。このときの担当教官はかなり長い時間をかけて講評をしてくれるひとだったにも関わらず1〜2分で講評が終わった。
後期の成績が上がったこともこのレポートが主要因だと思うので、早めから丁寧にレポートを書くといいと思う。
レポートの体裁には厳しいが期日は割とゆるいようで、全てのレポートの提出が遅れたにも関わらず単位が来たという話もあるので、最後まで諦めずに取り掛かるとよいと思う。

PCに慣れている人ならtectonicというLaTeXエンジンをおすすめする。
過去レポを写すのはやめたほうがいいと思う。悪意を持って写していたバカは落単していたし、実験内容を理解するほうが楽だと思う。構成や考察のヒントにする程度の使い方がちょうどよい。

基礎科学実験B1/B2

優/良
化学実験。びっけん。
楽しくない。手書き。ゴミ。
評価はゆるいと思うけど、楽しくはない。

微分積分学第一


前期の微積って何やったっけ........出席はなかった気がする。
中間試験と期末試験で成績が決まる。おそらくボーダーは60点ではないので、クラスの下位3割さえ蹴散らせばOK。

微分積分学第二


授業はひたすら講義ノートを黒板に書き続ける形で、自分にはうまく合わなかった。
期末のみ(たしか)。
一個下の階に行くと、わかりやすい微積の講義がやっているらしいのでそちらに行くことも検討されたし。
テスト自体はとてもかんたんなもので、自分でもほとんど解けた。
講義を理解するというよりは、テストから逆算して理解できない部分の証明を理解するという程度の勉強法のほうが良かったかなぁと思う。
テストだけを対策する態度は大学生として間違っているものだとは理解できるが、まず近くのゴールを目指すほうが良いんじゃないかな。

ε-δ論法は結局やらなかった。本当に理系大学生??

線形代数学第一


記憶がない。出席は...なかったんじゃないかなぁ......???
記憶はないけど、中間と期末があった気がする。
テスト自体はそこまで高い難易度でもないので、後述する数学演習でしっかり理解すれば良いと思う。

線形代数学第二


確か期末のみ。
毎週かんたんなWebテストを行うと出席扱いになる。対角化などは二階線型微分方程式を解くときに使えるらしい(???)ので、解析学や物理学概論第一(後述)を行う前に先取りしておくと嬉しいはず。
期末試験自体では、一部証明や定義の説明が必要となるのでより良い成績をとるならそのへんを。

解析学


微分方程式とか。
中間試験と期末試験で成績が決まる。
線形代数微積の知識が両方必要になる教科なので、数学演習をしっかりやっておくとGood。
中間試験で成績が悪いと先生が虚しさに縛られてしまうので、真面目に受けてほどいてあげてほしい。

数学演習第一・第二

可/可
数学の問題を演習する教科。
毎週のレポートと中間・期末試験で成績が決まる。レポートは救済にも使われるらしい(おそらく自分は両方とも救済されている)。
先生は丁寧で、TAの人も回っているのでたくさん質問できる。自分はできなかった。
この教科の対策を真面目にやっておくと、微積・線形・解析の10単位が救われる。過去数年分の授業資料や過去問はインターネット上に公開されているため、印刷などして対策をするととても良い。

2023年度 数学演習第一

物理学概論第一


力学(バネの振動や波など)を微分方程式を解いて理解する。
中間・期末試験と出席で評価される。
先生の話がとてもおもしろい(先生何者??)ので、楽しく授業を受けられた(が理解はできなかった)。問題演習は自分で頑張ることになる。過去問をたくさん解いておく必要があるので、なんとか過去問をもらい印刷するなどして対策をするとよいと思う。
この教科は、本当に友人に微分方程式の導出を解説してもらわなかったら取れていなかった。感謝しかない。恩返しできるようにしたい。
毎年大量の再履修者を生んでいて、後期にも前期分の再履修クラスがある。できるだけ落とさないようにしたい。

化学概論第一


毎週のレポート課題と期末テストで評価が決まる。
化学といっても、原子レベルの話(量子力学??)などが主でとてもむずかしかった。逆にテスト自体は比較的かんたんなので、直前に配布される対策問題集をこなせば一夜漬けでもとれる(た)。(センター化学45点が言うから間違いない)
友達と通話をつなぐなりして対策すると楽しいと思う。

基礎プログラミングおよび演習


RubyとCでプログラミング。
経験者には楽勝だと思う。テストがプログラムの並べ替え(!!)なのは致命的で、自分は脳内でプログラムを実行する訓練をしていないのでとても低い成績になってしまった。秀を取れなかった。不覚。

(ところで)
初学者がRubyで詰まってしまう主な原因はRubyの柔軟な文法とブロックの概念にあると思います。
特に、手続きを第一級オブジェクトとして扱うという概念はかなり高級なものであり、教科書では説明なしにでてくるために混乱の原因になっているのではないかと思います。

離散数学


期末試験のみで成績を判定。
楽しい数学!楽しいが、証明をしっかり理解しようとするとなんとも難しかった。数でない対象を数学的に記述する方法を学べることはとてもよいと思う。今学期ではあまり理解できなかったので、これからも教科書を参照していくと思う。

情報領域演習第一


プログラミング演習と離散数学の演習を隔週で行う。

プログラミング演習は小さなプログラミングの問題をとき、チェッカーで正誤を判定する形式。授業への出席は必須ではなく、問題の提出のみが評価基準となる。問題がWebで公開されている。

optlab.org

かんたんな問題はChatGPTにでも解かせておけば良い。動作するプログラムが出力されなくても入出力の制御くらいなら流用できる。なれている人はコードゴルフなどをして遊ぶと楽しいと思う。

離散数学は数学演習に近い形式。一度の欠席で即座に落単する仕様になっているので、必ず出席するか欠席してしまったとしてもすぐメールで相談すると良い。たいてい、大学の先生は意欲のある学生には温情のある措置をしてくれる場合が多い。期待を裏切らないように、日々努力したい。
評価が良になった原因は離散数学のレポートの出来だと思う。テストによる一発勝負ではないので、丁寧にレポートを作るべき。

情報工学工房


情報領域の演習系授業。オムニバス形式の授業で、候補のなかから好きな教授のもとで半年学べる。
選択単位ではあるがとても楽しいのでおすすめ。私は候補にない別の先生に教えてもらいながらAWKのクローンをVM型の処理系として作成した。あまり時間を確保できずにせっかく先生の時間をお借りしているのに微妙な出来となってしまいとても申し訳ないことをしたなと思っていたが、情報工学工房のなかでは比較的良い成果だったらしい。

www.mirai-kougaku.jp

github.com 今回の成果は上のリポジトリに置いてある。これからもちまちま完成度を高めていきたいとは思っている。

作った処理系で出力した画像

来年も落単しないようにがんばります